

祇園祭。今年も祇園囃子が京都に夏の訪れを告げる。
山鉾巡行の前夜祭にあたる14・15・16日は「宵々々山」「宵々山」
「宵山」と呼び(3日間を通して宵山ともいう)、毎年この期間だけで140万人の見物客でにぎわう。
周辺の商店やホテルにしてみれば、まさに3日間の売上げが
“ヨイ”山なのである。


ところが今年は台風4号の影響で、天候は大雨と強風で最悪だ。 傘をさしても、シャツの両肩とパンツの裾は雨でにじんで重いし、 クツもびしょぬれ。 おまけに例年より人の出足は鈍くて、寂しい祭のスタートである。

祇園祭は疫病の除去を願って869年から始まった。
牛頭天王(ごずてんのう)という、インドから伝わった
疫病神(やくびょうがみ)の神様を祀る。
疫病神とは、もちろん病気や災厄をもたらす神だ。
だが、うまくおだてて楽しい気分にさせれば災いをもたらさない
との考え方から、山や鉾を建ててお囃子を演奏するようになった
のである。
さて、たたきつける雨の音にも負けない勢いで、お囃子が町に
響いてきた。
台風よ早く飛んでいけとばかりに。
いつもより力強く奏でられるコンチキチンに、ぼくは町衆の心意気を
感じずにはいられなかった。
写真と文 / 高橋友和
■祇園祭・・・
日本三大曳山祭のひとつ。
7月1〜31日まで。14〜16日の宵山、
17日の32基の山鉾巡行で祭は最高潮を迎える。
●山鉾巡行の様子。(河原町御池交差点付近にて)
祇園囃子独特の節回し、
コンコンチキチンコンチキチン。
三二基の山鉾が、
豪快絢爛に京都市内を巡行する。
●山鉾巡行「辻回し」ポイント 河原町御池交差点
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●山鉾巡行「辻回し」ポイント 四条河原町交差点
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